キタの北ナガヤ(“キタナガ”と呼んで下さい)は、 “中津らしさを引き出す空間再編”をテーマに、Batonship(現 Batonship合同会社)によって 2018年6月に再生された複合ナガヤです。

中津の町とキタナガについて。

キタナガがある大阪市北区中津は、日本を代表する繁華街 大阪梅田(通称“キタ”)から北へOsaka Metro御堂筋線で1駅、
歩いても10分程度の距離にあります。
梅田のすぐお隣ということもあり、大通沿はタワーマンションやオフィスビルの開発が盛んですが、
一本路地に入ると古くて小さな木造家屋や、車も通れないほど細い路地が今も多く残っています。
大阪にしては緑が多く静かで、店主のコダワリが詰まった小さな宝石のようなお店が町の広い範囲に点在し、
どことなくシャイでなんとなくヒップな感じがする町だと思っています。

そんな歩いて楽しい中津の町の築年不詳の木造の8軒長屋を、出来るだけ建物のオリジナリティを残しつつ、
耐震補強、屋根の葺替え、防音、断熱と丁寧に改修し、レンタルスペースや宿泊施設を入れることで、
新旧混在なこの町に愛されるよう空間再編をしました。
キタナガが訪れる全ての人のサードプレイスとして、また、世界中の旅人の滞在地として魅力的な場所であってほしいと思います。

Batonship合同会社
代表 小野達哉